FACTFULNESS を読みました
気づけば、2019年も1月が終わってしまいましたね。。 2018年は1記事しか書いていない体たらくだったので、2019年はせめて1ヶ月1記事は書けるよう頑張ります。 1月は終わってしまったので、今月から本気出します。
新年最初のblogは、最近、話題のFACT FULNESSを読み終わったので、その感想を書きました。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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読んだきっかけは、はてブでオススメしている記事を見かけたことと、会社の方が薦めていたので、購入しました。 TEDでの前提知識があったからか内容も理解しやすく1日ぐらいで読み終わることができました。 (はてブで読んだ記事に筆者のTEDトークの紹介があったので、本を読む前にトークを見ていました。) 過去の筆者の体験談がところどころにあって、飽きさせない工夫があったと思います。 そのあたりの読ませ方は上手ですね。
FACTFULNESS、自分がいかに思い込みだったのかわかる良い本でした。 世界の現状に関するいろいろな3択クイズがあるのですが、ことごとく外してしまいました。 自分の環境で物事を考えていたかですね。 私の頭の中は10数年前の高校の知識からアップデートされておらず、世界もそのままだと思い込んでいました。 「バカの壁」とはちょっと違うかもしれませんが、壁があったのです。
また、この本の良いところは、壁を壊してくれるだけでなく、なぜその壁が発生していたのか、その原因をFACTFULLNESSとして明らかにしていっていることだと思います。 ITエンジニアとして、親しみのある格言で言うならば、「推測するな計測せよ」かなと受け取りました。
FACTFULLNESSの1つとして恐怖本能というものが出てくるのですが、これは「恐ろしいものには自然と目がいってしまうことに気づくこと」というものだそうです。 ついつい、仕事の中でも失敗した時のリスクを考えてしまうのですが、そればかり考えないで、忘れちゃってもよいかもですね。(リスクはなくすようにしますよ!!) この本能に基づくものというのは、「エンジニアリング組織論への招待」の中でも認知の歪みとして出てきますね。 こちらはまだ読みかけなので、どういう発見があるか楽しみです。
意外というか興味深かったことは、筆者の体験談の1つに、ある出来事を第3次世界大戦と勘違いするという箇所があります。 私の中で戦争は急に勃発しないものと思っていますが、それは平和な日本で育った環境からの感覚なのかもしれません。 他にも何かあった気がしますが、何かと気づきが多い本でよかったです。